介護福祉士は、高齢者や障害をもつ方々が自立した生活を送れるようサポートする専門職です。国家試験の出題範囲は広く、13の科目から構成されています。ここでは、それぞれの科目の内容や学習のポイントを詳しく紹介します。
人間の尊厳と自立
介護の基本理念ともいえる科目です。
- 人間らしい生活とは何か
- 自立支援の考え方
- 利用者の意思決定を尊重する姿勢
介護現場で「できないことをやってあげる」のではなく、「できることを一緒に支える」という考え方を学びます。
人間関係とコミュニケーション
利用者や家族、医療職との信頼関係を築くためのスキルを学びます。
- 傾聴の技術
- 非言語的コミュニケーション(表情・ジェスチャー)
- 認知症や障害によるコミュニケーションの工夫
介護職は「聴く力」がとても重要です。
社会の理解
社会保障制度や福祉サービスの仕組みを理解する科目です。
- 介護保険制度
- 障害者総合支援法
- 医療保険や年金制度との関わり
制度を理解していないと、利用者が本来受けられるサービスを提供できません。
私はここがとっても苦手でした😂
介護の基本
介護の考え方や実際の支援の基本姿勢を学びます。
- 介護過程(アセスメント→計画→実践→評価)
- チームケアの重要性
- 専門職としての倫理観
現場での介護の「軸」となる部分です。
コミュニケーション技術
「人間関係とコミュニケーション」をさらに具体的に実践する科目。
- 声かけや誘導の仕方
- 認知症ケアにおける対応
- ICTを使った支援方法
利用者に安心してもらうための声かけや態度が試されます。
生活支援技術
日常生活をサポートするための知識と技術を学ぶ重要科目です。
- 食事介助、排泄介助、入浴介助
- 移動・移乗の方法
- 衣服の着脱や整容
実技と直結しているため、試験勉強だけでなく現場で即役立ちます。
介護過程
ケアマネジメントを実践する流れを体系的に学びます。
- アセスメント(情報収集)
- 介護計画の作成
- 実施と評価(PDCAサイクル)
試験でも頻出であり、介護の専門性を支える科目です。
発達と老化の理解
人の一生を理解し、老化による心身の変化を学びます。
- 乳幼児期から高齢期までの発達段階
- 加齢による身体機能の低下
- 心理的な変化(うつ、孤独感など)
加齢を自然なプロセスとして理解することが大切です。
認知症の理解
認知症に関する基礎知識と介護方法を学びます。
- 認知症の種類(アルツハイマー型、レビー小体型など)
- 中核症状と周辺症状
- 認知症ケアの実際(BPSDへの対応)
近年ますます重要視されている分野です。
障害の理解
障害を持つ方の特性や支援について学びます。
- 身体障害、知的障害、精神障害の理解
- 障害者総合支援法
- 社会参加や就労支援のあり方
「その人らしい生活」を送れる支援がポイントです。
医療的ケア
介護職が行える医療行為について学びます。
- 喀痰吸引
- 経管栄養(胃ろう・経鼻)
- 感染症予防(標準予防策)
医療と介護の境界を理解することが求められます。
こころとからだのしくみ
人体の仕組みや心の働きについて基礎医学的に学びます。
- 解剖学、生理学の基礎
- 疾病の理解
- 心理学の基礎
医療・看護との連携を考える基盤になります。
総合問題
これまでの12科目を総合的に出題する実践的な分野です。
- 事例問題を通じて総合力を問う
- 実際の現場をイメージしたシナリオ問題
- 利用者・家族・多職種連携を考慮
「丸暗記」ではなく、理解をもとに考える力が必要です。
まとめ
介護福祉士試験は、単に知識を詰め込むだけではなく、「人を支える専門職としての姿勢」 が求められる資格です。13科目を体系的に学ぶことで、利用者に寄り添った支援ができるようになります。
介護福祉士を目指して学ぶ時間は、時に大変に感じることもあるかもしれません。けれど、その一歩一歩が、未来で出会う利用者様の笑顔や安心につながっていきます。焦らず、あなたのペースで大丈夫です。努力を重ねるその姿こそが、すでに誰かを支える大きな力になっていますよ☺️

