〜社会保障制度をわかりやすく解説!社会保険と社会扶助の違い〜
社会保障制度の基本
社会保障制度は、病気・失業・高齢・障害・生活困窮といったリスクから国民を守り、「すべての人が安心して生活できる社会」を実現するための仕組みです。
その大きな枠組みは、次の二つに分けられます。
- 社会保険(保険料を出し合って助け合う仕組み)
- 社会扶助(税金で困っている人を支える仕組み)
社会保険(保険料を払って成り立つ制度)
社会保険は、国民や企業が保険料を出し合い、「相互扶助」の考え方で成り立っています。
つまり、働いているときにみんなで少しずつ負担して、必要になったときに給付を受ける仕組み。
主な種類
- 医療保険(健康保険、国民健康保険など)
- 年金保険(国民年金、厚生年金)
- 介護保険(40歳以上が対象)
- 雇用保険
- 労災保険
ポイント:介護福祉士として関わりが深いのは「介護保険制度」。利用者のサービス利用の基盤になるので重要。
社会扶助(税金で支える制度)
社会扶助は、経済的に困窮し、保険料を払うことも難しい人に対して、国や自治体が税金で最低限の生活を保障する制度です。
代表例
- 生活保護制度
→ 衣食住の基本生活費、医療扶助、介護扶助などを提供。
ポイント:介護福祉士の現場でも「生活保護を受けながら介護サービスを利用する利用者さん」が少なくない。制度の理解は大切。
社会福祉・公衆衛生との関係
教科書的には「社会保障=社会保険+社会扶助」だけど、現実の制度運用では以下も含めて理解しておくと分かりやすいよ。
- 社会福祉:高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉など
- 公衆衛生:予防接種、感染症対策、保健所の活動など
練習問題
問題1
社会保障制度の大きな二本柱として正しいものを選びなさい。
- 社会保険と社会福祉
- 社会保険と社会扶助
- 社会福祉と公衆衛生
- 医療保険と介護保険
問題2
次のうち、「社会保険」に含まれないものはどれか。
- 医療保険
- 年金保険
- 介護保険
- 生活保護
問題3
生活保護制度について正しいものはどれか。
- 保険料を納めた人だけが利用できる
- 税金を財源として最低限の生活を保障する
- 40歳以上の国民全員が対象となる
- 保険料と税金を半分ずつ財源にしている
解答と解説
- 問題1:正解=2(社会保険と社会扶助)
社会保障制度は「社会保険(保険料で支える)」と「社会扶助(税金で支える)」が基本の二本柱。 - 問題2:正解=4(生活保護)
医療・年金・介護・雇用・労災はすべて社会保険に含まれる。生活保護は「社会扶助」。 - 問題3:正解=2(税金を財源として最低限の生活を保障する)
生活保護は税金を財源とする社会扶助制度で、保険料を払っていなくても困窮すれば利用できる。
まとめ
- 社会保障制度は「社会保険」と「社会扶助」の二本柱で支えられている
- 社会保険は「みんなで保険料を出し合い助け合う仕組み」
- 社会扶助は「税金で生活困窮者を支える仕組み」
- 介護福祉士は、この制度のもとで利用者を支える役割を担っている
「勉強が大変…」と思うときもあるかもしれませんが、その努力はきっと未来のあなたを支えてくれます。この記事が、少しでも理解を深める助けとなり、あなたの学びを応援できたら嬉しいです( ˶˙ᵕ˙˶ )

