〜社会扶助の詳しい解説と試験対策の重要ポイント〜
社会扶助とは?
税金を財源として、生活に困窮する人や支援が必要な人を守る制度です。
その中には次の3つが含まれます。
公的扶助(生活困窮者への生活保障)
- 代表例:生活保護制度
- 衣食住に必要な生活費や、医療費・介護費を国や自治体が負担
- 「最低限度の生活を保障し、自立を助ける」ことが目的
介護現場では「生活保護を受けている利用者さんが介護サービスを使う」ケースがあり、介護福祉士として制度理解が大切。
社会サービス(支援や相談を通じた援助)
- 高齢者福祉サービス:デイサービス、ホームヘルプ、特別養護老人ホーム
- 障害者福祉サービス:就労支援、生活支援、相談支援事業
- 児童福祉サービス:保育園、児童相談所、一時保護施設
社会サービスは、直接的なお金の給付ではなく、生活を支える施設や支援を提供する仕組み。
社会手当(特定の人への現金給付)
- 児童手当(子どもの養育を支援)
- 特別児童扶養手当(障害のある児童を育てる家庭を支援)
- 遺族年金に近い仕組みも一部ここに含まれると説明されることもある
「子どもがいる家庭」「障害児を育てる家庭」など、特定の条件に当てはまる人に現金を給付する制度。
練習問題
問題1
次のうち、社会扶助に含まれるものをすべて選びなさい。
- 公的扶助
- 社会サービス
- 社会手当
- 健康保険
問題2
生活保護制度について正しいものはどれか。
- 保険料を支払った人だけが利用できる
- 国民全員が40歳以上になったら必ず加入する
- 税金を財源とし、最低限度の生活を保障する
- 年金と同じように拠出制で運営されている
問題3
社会サービスの具体例として正しいものはどれか。
- 児童手当
- 特別児童扶養手当
- デイサービスや特別養護老人ホーム
- 遺族年金
問題4
社会手当の説明として最も適切なのはどれか。
- 所得に関係なく、特定の条件に当てはまる人に現金が支給される
- 所得に応じて保険料を納め、その給付を受ける仕組み
- 医療や介護などの施設サービスを提供する仕組み
- 保険料と税金を組み合わせて運営される
解答と解説
- 問題1:正解=1・2・3
社会扶助は「公的扶助」「社会サービス」「社会手当」の3つで構成される。健康保険は社会保険。 - 問題2:正解=3
生活保護制度は税金を財源とし、「最低限度の生活を保障し自立を助ける」制度。保険料拠出は不要。 - 問題3:正解=3
デイサービスや特養(特別養護老人ホーム)は社会サービスの代表例。児童手当や特別児童扶養手当は社会手当。 - 問題4:正解=1
社会手当は「子どもがいる家庭」「障害のある児童を育てる家庭」など、特定条件を満たす人に現金を給付する制度。
まとめ
- 社会扶助は 「公的扶助」「社会サービス」「社会手当」 に分けられる
- 公的扶助 → 生活保護など、困窮者への生活保障
- 社会サービス → 福祉施設や介護・障害・児童の支援
- 社会手当 → 児童手当や特別手当など、特定世帯への現金給付
この3つを理解すると、「介護の仕事が社会保障制度全体のどこに位置づけられているか」が見えてきて、試験対策にも実務にも役立ちますよ( ˶˙ᵕ˙˶ )

